午後6時半から渋谷のモンベル5階で開催された標記フォーラムに出席してきました。
ちなみに、本学観光学部3年生以上が受講可能な講義、『レジャー・レクリエーション総合研究』でゲスト講師として登壇いただいている日本エコツーリズム協会の大久保史恵さんが、このフォーラムを運営しています。
今回は『エコツアーガイドの仕事とは -オーストラリア・ゴールドコーストから-』と題し、藤井慶輔さんがお話ししてくれました。藤井さんはオーストラリア在住で(20年以上?)、グレートツアーズ社に所属する「エコツーリズム・オーストラリア協会」認定のエコガイドです。さらに言えば、その上位資格の、エコガイド候補者の資質を評価する「アセサー(assessor:査定官)」の立場にもあります。
オーストラリアは知る人ぞ知るエコツアーガイドシステムの先進国です。日本のように、素人が勝手にエコツアーを行うことは不可能です。認定ガイドを伴った持続可能なツアーだけが政府に許可されるのです。そのようなガイド認定制度の話をはじめ、オーストラリアの自然の話、ガイドが持つべき資質やスキルの話、ビジネスとしてのエコツアーの話など様々な話題をとても上手に語ってくれました。
日本のエコツーにも、Certifiedのシステムが近い将来必要ではないかと思っています。
藤井慶輔さん。右胸に認定ガイド(青)とアセサー(赤)のワッペンを、レンジャー風の制服につけています。
マジックテープで着脱できるのを初めて知りました。