湘南キャンパスで行われた観光学部生の研修会に出席してきました。
この研修会では、220名の観光学部観光学科新入生に、これから暮らしていくキャンパスの周辺(平塚・秦野・伊勢原・大磯など)の観光やまちづくりを理解してもらおうというコンセプトで開催されている研修です。
午前中は全体説明ののち、松本学部長の講話(湘南キャンパス周辺地域の歴史と文化について)、午後は、平塚班、伊勢原班、秦野班に分かれて現地巡検を行うというスケジュールです。ただし、この日の天気は不安定で、夕方から台風並みの嵐になるという予報でした。そのため、すべての内容が短縮バージョンとなってしまいました。
私は午後の現地巡検で秦野の弘法山ハイキングコースを担当していました。本当であれば弘法山公園から鶴巻温泉まで、約2時間の行程を歩き、その過程で「公園」というデスティネーションの重要性、観光学部の学生としての自然理解のあり方、鉄道経営(この場所では小田急)とハイキングとの関連、地域のキャッシュフローを高めるための経営戦略(特に鶴巻温泉駅周辺)などを解説する予定だったのですが、大幅にカットせざるを得ませんでした。
とりあえず弘法山公園に行き、本来の趣旨を手短に解説した上で、学生に、レポート課題「丹沢・湘南観光資源の付加価値を高めるには ~研修したところを中心に~」のネタを探す様促して、そのままバスに戻ることになりました。ハイキングコースは全面カットです。2時には大学に戻ったのですが、すぐに大粒の雨が降り出しました。
大学最初の研修会。どこまでメッセージが伝えられたか心配ですが、これから大いに観光学を学び、研究してほしいと思います。2年後、私のゼミに来る学生もいるでしょう。お待ちしております。
午前中の松本学部長の講話 (静かに聞いていました)
午後の現地巡検(秦野コース:弘法山公園)
本来はここから鶴巻温泉まで4キロ強、2時間程度歩く予定でしたが天候悪化が懸念されたため、今年はこの公園行き、折り返し帰ることになりました。